子どもの実態

ゆとり教育の反動とも言える、今の教育。


教科書が分厚くなりました。


本来、教科書は、たくさんの教材が載っていて、そこから《子どもの実態》を考慮した教材を教師が選べるようなものがいいと思います。


今までの“ゆとり教育”は、本当にいけなかったのでしょうか?


私自身は、少し前まで公立学校の教師でしたから、この“ゆとり教育”を推し進めてきました。


教材を選び、もちろん《子どもの実態》を考慮したもので、いろいろな活動を取り入れて、楽しく学習をすることができました。


人が人として生きていくための基礎となる『コミュニケーションの力』を高めていくことができました。
(コミュニケーションの力とは、話す・聞くのみではなく、パソコンや本とのコミュニケーション。つまり、読む・調べることや、文字とのコミュニケーション。つまり、書くことなども含む)


もちろん、学力も向上しました。「教科書を教える」のではなく、「教科書で教える…教科書を資料の一つとして扱う」ことができたからです。


ゆとり教育”で学力が下がったというのは、教科書の内容だけで学習を終わらせてしまっていたからということと、体験活動や幅広い学習が、学習として成立していなかったから…
と、様々な原因があると思います。


これからは、“ゆとり教育”の反動とも言える教育が行われていきます。


苦しい思いをするのも、振り回されるのも子どもです。学力の格差も大きくなっていくでしょう。


NPO法人パートナーシップスクールでは、子ども達が正しい大人に成長していくような教育を目指しています。


これからは、公立学校でもなく、私立学校でもなく、予備校や塾でもない、


本当に《子どもの実態》を考慮した、第四の教育機関が必要になってくると思います。